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基本姿勢と歩法

まずは、動画をご覧下さい。動画の歩行練習は走圏と呼ばれ、八卦掌という中国武術の基本練習です。
走圏の動画 →走圏
ねらい・ できるだけ少ない力で効率よく運動すること
動作の要点※ 物理的に正しいかどうかは、専門的な知識が不足しているため申し上げられませんが、意識的には下の説明のように運動できるよう動作を練習します。
1、 立っている状態で、真横から脊髄のラインを見ると、その最下部において外側に反っている仙骨を大腿骨のラインに繋がるような角度に近づけます。(通常「気を付け」の姿勢では、真横から見ると、上体を走る脊髄に「S」字の形状が見られます。)
気を付けの姿勢


A:ヒザを折って関節ごとに力が分断され、それを筋肉が支える状態を示す図(下の図右)
B:ヒザを折らずに丸みをおびたブリッジを作ることで、上体の重みが直接地面に伝わる状態を作る。(下の図左)


縮の姿勢



2、1の姿勢の変化を利用して、後ろ足で地面を蹴って前進するのではなく、片足だけ前に伸ばします。

3、その勢いを殺さないよう(慣性を保つよう)に右左と交互に足を出すことで前進します。

■各動作の詳細

1の動作について特に上半身はリラックスした状態を保つようにします。仙骨をこのように動かすと、下腹部が自然と膨らむ傾向にあります。もう少し上にある横隔膜は自然に下がり呼吸が深くなることで両肩の筋肉から力が抜きやすくなります。腹部の臓器も全体的に下がり気味になるため、重心も安定するように感じられます。仙骨の位置を微妙に動かすだけですから、実際には体が下に沈むわけではありませんが、中国武術においては下に沈む力を鍛えるという言い方をします。本当は沈むのではなく、沈む方向を含んだ微妙な仙骨の回転が存在しているのだと理解しています。仙骨の動きなど、数cm程度の実に微妙な運動距離ではありますが、この仙骨の動きで足元から頭部までの全身が連動して動くように感じられます。「気を付け」の姿勢では、真横から見ると、上体を走る脊髄に「S」字の形状が生まれていますが、上のように仙骨を動かした状態では、踵から頚部までのラインが緩やかな「S」字を描くようです。カギ型では、関節で力が分断され、その分断を防ぐように筋肉が収縮して全体が立っている状態を保つように働いていると感じられますが、骨格的なS字のブリッジでは、力の分断が少なく、重力が身体を真下に落とす力は、そのまま地面に伝わり、逆に、地面からの抗力もロスなく上体にまで跳ね返っている感覚があります。言い換えると、普通の「気を付け」の姿勢では、状態の重みは仙骨から外側に逃げようとしている状態にあると仮定できます。これは人間にとってのデメリットではなく、下半身との連動する動きを分断することで、両手をわずかな力で微妙にコントロールすることを可能にさせた、つまり、手先の器用さを生み出した要因だと考えられます。道具の使用と、道具の製作は、大脳を刺激して発達を促しました。

2の動作について球体の天辺を真下に押さえつけると、球体は地面にはさまれてそのまま押さえ込まれます。押す力と地面の抗力が均衡している状態で球体は運動しません。球体が空気で膨らましたボールのようなものであれば、ボールは潰れるように歪みます。その均衡状態から、真上から押す力の位置を少しでもずらしたならば、ボールはその圧力から逃げるように回転して飛び出します。仙骨を大腿骨の角度に近づけるという動作は、この球体のボールの動きに類似していると感じられます。従って、後ろ足で蹴って進む感覚とは異なります。
次の動画をご覧下さい→テニスボール

3の動作について二本足に同時に体重が載っている状態が長ければ、動作の停滞=慣性の働きの終了となりますので、重心移動が途切れないように、かつ両足が地面に接している時間が極力短くなるように足を交互させて前進します。この動作を教わる際は、体の高さが上下せずに一定の高さを保つこと、前進スピードが一定に保たれるように注意されます。特に、左右の足の切り換えの際は注意が必要です。スピードが速いほどこの慣性の働きを維持しやすそうですが、そうすると、無意識的に後ろ足で蹴る力を利用したくなるため、1と2の動作から乖離しそうになります。ゆっくりのスピードで、1、2、3の動作をより正確に行うことを心がけます。

動画の歩行練習は走圏と呼ばれ、八卦掌という中国武術の基本練習です。走圏という漢字の通り、円周上を走行します。すでにお気づきかもしれませんが、走行上のカーブ(方向転換)は慣性の働きを保つことと相反します。その矛盾する作用を克服しようとすることが走圏の目的と思われます。障害のない平らな地面で、ボールをひと突きしたら、そのエネルギーが空気や地面との摩擦でなくなってしまうまで、ボールは直進を続けます。走圏では、一周を8歩で走行することが目標とされます。単純計算では一歩で45度の方向転換をしなければ間に合いません。この一歩の動作の際には、下に微妙に沈みこむ力の他、円の中心に向かって左右片方の半身は更に下に、反対の半身は上方向に、ちょうど全身がハンドル状態のハンドルを切るような力の働きが感じられます。これは、慣性の働き(円上を走行しているので遠心力とイコールかと思います)と均衡しようとする力の働きだと推測されます。
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