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はじめに


初めてこのブログにお立ち寄り頂いた方には、前書からご覧いただくことをお勧めします。

身体操法により、思考能力と運動能力を向上させることができる。その上、この両者を習慣化させることができるようになると、健康維持能力も自然と身につく。しかも、この学習には、基本的に特別な道具や教材は不要で、さらに、日常の隙間時間を利用して学習を進めることができる。また、この学習は、進めば進むほどに、内容は豊かになり、より好奇心を掻き立てる。おそらくそれは一生の教養として学習し続ける価値をも持つ。

これはもう、やらない方が損といわざるを得ない。

面白い
頭がよくなる
運動能力が上がる
健康になる
経済的
一生飽きない

世の中にこんなにも役に立つことがあるのか?

逆にこれだけいいことずくめだと、万能の効用をうたいながら、全く効き目の無い薬の如く、実際は役に立たないのではないかと思う方もいるでしょう。或いは、それほど画期的なことならば、とうの昔に普及しているはずではないかと。

その通りで、実はこの身体操法の技術は、人類にとって目新しいものではありません。古人が発見し研究し体系的に編み出した学問です。これだけ優れた内容ですので、もちろん世界中に広まりました。しかし、色々な原因により、その普及範囲には自ずと限界がありました。一つの大きな原因は、思考の盲点の存在です。

ところが現在、脳、意識、情報処理の研究が進み、一方で、そうした研究の成果が日常に浸透することで、一般の人々のそれらの分野に関する共通認識がかなり進みました。その背景を得て、思考の盲点を客観的に捉えることができるようになりました。とはいっても、もちろん、思考が届かないところを「思考の盲点」と呼ぶので、思考自体が存在する限り、盲点は永遠に消え去ることはありません。それは、明かりがあれば、必ず影ができるのと同じことです。影に明かりを照らせば、それは影ではなくなります。ですが、盲点という存在の明確な認識により、思考の可能性をさらに高めることができるようになりました。身体操法に関しても、ここを軸に話を展開させていきます。

この盲点についての詳しい説明はこれからの掲載していくブログに任せるとして、この内容をわかり易く理解してもらうために、まずは簡単なモチーフを紹介することにします。この基本モチーフは簡単な構造でありながら、様々な状況で応用がききます。

AさんとBさんがいるとします。
AさんとBさんが協力して働くことができたら、非常に高いパフォーマンスを発揮できることがわかっています。図にすると下のようになり、右斜めに延びる線がAとBが統合されたパフォーマンスとなります。

意識グラフAB改



ところが、BさんはAさんの姿が少しでも見えると隠れてしまいます。一方、AさんにはBさんの姿が見えません。

なんとか二人に協力してもらうにはどうしたらよいでしょうか。この答えも割りとシンプルです。AさんとBさんはどんなにがんばってもお互いを直接認識することはできませんので、ですので、AさんにもBさんにも双方から信頼されているCさんという仲介者を立てて、両者の調整をするのです。つまり、信頼のできるCさんという仲介者を自分の中に設けることが、身体操法の目的と言えます。

これが、簡単なモチーフです。

意識グラフC


一つ目の右斜め上へ直線に伸びる正比例グラフは理想状態であって、実際は二つ目のグラフのように反比例の曲線に近い状態で理想とは正反対にかけ離れています。AとBは全くと言っていいほどに協力できません。ですが、こうしてグラフでその状態を認識することで、随分頭をすっきりさせて前に進むことができるでしょう。

AさんとBさんというモチーフを話しましたが、このAとBには実際には色々な事象が当てはまるといえます。


A群        B群
睡眠状態  ⇔ 覚醒状態
感情     ⇔ 理性
精神     ⇔ 物質
副交換神経 ⇔ 交換神経
信仰     ⇔ 科学
無意識    ⇔ 顕在意識
反射運動  ⇔ 意識的運動
アナログ   ⇔ デジタル

話のポイントは、AとBが同時には非常に働きにくいということです。

どちらかの活動状態が高まっていると、もう一方の活動は非常に鈍ることを示しています。こう考えると、AとBの協力を得るには、Cのエリアで妥協せぜるを得ませんが、これでは、AとBのパフォーマンスはともに低く、本来理想とする目標値へは遠くかけ離れています。

また、仮にAを顕在意識としたならば、Cのエリアでの顕在意識の働きは弱く、つまり、Cの協力状態を意識すること自体が困難だともいえます。つまり、Cの声は非常に小さい、よほどこちらから注意しないと聞き取れない声だといえます。ところが、人は訓練次第で、Cの状態の維持を自由にコントロールすることができるようになります。こうなると、今度は、Cのエリアを徐々に高めていく作業も可能となります。

意識グラフ改_縮小


こうして、時間をかけて、AとBの協力体制を固め、Aだけでも、Bだけでもない、違う次元での選りすぐれたパフォーマンスを引き出すことができるようになります。



では、なぜ身体操法なのか?

身体操法の目的は、ただ体を動かすことではなく、体を動かすことを通して、Cのエリアの状態を認識することです。明確に認識できるようになったら、今度はその状態をコントロールし、利用できるように能力を高めます。

体を動かそうとする時には、実は体に対して、無意識からの命令と意識的な命令の両方が下る場合が多くあります。通常、この無意識からの命令を意識することは難しいのですが、運動という事象を取り上げた場合、無意識(B)からの命令に基づく体の運動という出力状態をメディア(=C)として、A(顕在意識)が感じ取ることが可能となります。これが、身体操法を通したCの把握のメリットであり、かつ、非常に科学的に明確にCを理解できるようになります。もちろん、Cからスタートするのですから、AからもBからも統制力は低く、状況を把握するのは簡単なことではありませんが、正しい方法で動作を繰り返し、それに慣れてしまえば自然と感覚は鋭敏になっていきます。

実際には、このAさんとBさんには色々なものが当てはまるのですが、たとえば、Aさんを思考的情報処理能力、Bさんを無意識的情報処理能力としたなら、つまり、BがAの盲点だというわけです。

ところで、この文章の筋を追いながら理解を進めている読者の意識はA(思考的情報処理能力)に支配されている状態といえます。

1 前書き
2 はじめに
【分類】 意識
【概要】 基本モチーフの説明
3 凧と凧糸 意識の操作と運動 
【分類】 意識
【概要】 企みが悩みになる意識の性質
4 光のしぼり 意識の性質
【分類】 意識
【概要】 二つの意識のメリットとデメリット
5 天才とは
【概要】 天才の性質を説明し、かつ、身体操法は天才でない人が学ぶための方法と説明
6 人間の進化の本当の意味
【分類】 進化
【概要】 企てたヒト 立ち止まって、動くのを止めて考えることを選んだ
7 身体操法で目標とする動作
【分類】 動作
【概要】 意識しなければいけないのに、意識すると難しくなるという矛盾
8 身体操法における動作要領
【分類】 動作
【概要】 具体的な動作要領
9 今の時代における身体操法の意義
【分類】 文化
【概要】 意識と行動を密着させる感覚を取り戻す手段としての身体操法
10 情報の整理
【分類】文化 
【概要】 普及しにくかった理由、時代を客観的に理解する
11 手作業の意味
【分類】 進化
【概要】 進化の流れから手作業の意味を解く
12 進化の反面
【分類】 進化
【概要】 ヒトの進化のデメリット
13 どうして健康になるのか
【分類】 健康
【概要】 身体操法と健康
14 究極のパズル
【分類】 パラダイム変換
【概要】 難しくて面白いパズルを例えにした説明
15 身体操法学習上の禁止事項
【分類】 練習容量
【概要】 具体的な練習方法に関して
16 AとBの性質の理解
【分類】 意識
【概要】  Bの性質の理解と活用法
17 師弟関係とは 身体操法の普遍性
【分類】 文化
【概要】 様々な分野での活用の可能性
18 パラダイム変換に関して
【分類】 パラダイム変換
【概要】 身体操法を通じて柔軟なパラダイム変換能力を身につける
19 姿勢と健康
【分類】 健康
【概要】 姿勢と健康



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