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どうして健康になるのか


初めてこのブログにお立ち寄り頂いた方には、前書からご覧いただくことをお勧めします。

「進化の反面」で説明したとおり、ヒトがヒトに進化する前に体をコントロールしてきた指令システムは、意識が覚醒している時は、一緒に働きにくいし、体調を整えることが難しいことを知っているため、意識が休んでいる状態で本領を発揮し、体調を整えます。これが、身体操法を体得すると、意識が覚醒している時でも意識的に、体が一番喜ぶ状態を作れるようになります。この意義は非常に大きい。体や精神が疲れたと感じた時には、その原因となる状態を回避し、回復にベストの状態を作り出せるようになります。

また、今回のブログでも「進化の反面」の内容にもう少し追記したいと思います。これも思い切った仮設かもしれませんが、一考の価値はあると思っています。それは、頭の位置についてです。全身をつかさどる中心はどこにありますかと聞かれたら、考え方によって答えはまちまちかもしれません。全身の血流ポンプである心臓、あらゆるシステムへの司令塔である脳(頭)、また、全身運動の起点となる丹田など、どれが唯一の正解で、どれが不正解とはいえないものです。ただし、ヒトに至っては、その大脳の発達により、おそらくは、他のどの動物よりも脳のカロリー消費量が桁違いに多いだろうと想像されます。ということは、その分だけ、血流で酸素と栄養をきちんと運び込まなければいけません。ですが、それだけの血流量を必要とする大脳(頭)が身体の一番上についているのは、重力に逆らい血を運ばなければいけないことを考えると非常に不合理と言わざるを得ません。自然、四つ足の動物よりも心臓への負担は大きくなるのではないでしょうか。一方で、頭の位置へのアンチテーゼとして考えたいのが臍の位置です。生まれてくるまで(胎児のとき)は、血流と栄養の供給源は臍だったはずです。(※胎児の時は頭が逆さですが、四つ足なら地面と平行でしょう)こう考えると、ある条件下では、臍の位置が体の中心ではないかとも考えられるようになります。

いったん話を元に戻すと、常に脳が大量の血流を必要としている状態は、体への負担が大きく、健康を害する恐れがあるのではないかということです。体を起こしていて、且つ意識が覚醒している状態において、人が進化で発達させた脳部位(脳容量の大部分を占める)が活発に働いている時間が長くなると、全身の血が重力に逆らい、頭部を筆頭に、心臓よりも上位の身体部(心臓、背中、肩、首、頭部)に集中するようになるでしょう。前述のとおり、心臓への負担は大きくなります。また、ここに集中しがちな血液が、うまく全身を循環しなくなると、肩コリや頭痛を生む原因ともなりかねません。また、肩周りの筋肉の緊張は、上体全体の緊張を連動的に引き起こします。精神的なストレス状態(頭に血が上り、赤面する状態)は、まさにこの状態で、上半身、肩、首が緊張して、血流が悪くなり、両手は冷たくなります。上半身の緊張により、胴体は締まり、臓器は上へ若干移動し、呼吸は浅くなり、臓器の圧力が心臓をより圧迫することになります。

身体操法で目標とする動作は、故意に手作業用の運動システムを停止させ、四つ足の動物がそうであったように体全体の協調性のある動作を意識的に取り戻すことといえます。(「手作業の意味」参照)。つまり、手を起点に始まる腕、肩、背中の筋肉が緊張しないようにして行う動作です。より末端に近い関節につながる筋肉が始めに緊張すると、その関節は固定され稼働範囲の自由度を失います。そうすると、目的とする丹田からの体全体の協調性のある動作は実現不可能となります。いずれにせよ、身体操法で求める動作と姿勢が正しくできている状態では、上半身は全体的に力が抜けて、臓器の位置が全体的に下がり、無理に腹式呼吸をしなくとも、臓器の下がりに伴い自然と横隔膜が下がり、意識をせずとも呼吸が深くなるり、臍下丹田(下腹)に自然な張りを得ます。運動をせずとも全身が温かくなり始めます。

以上が、身体操法の学習でどうして健康になれるかの説明です。」

1 前書き
2 はじめに
【分類】 意識
【概要】 基本モチーフの説明
3 凧と凧糸 意識の操作と運動 
【分類】 意識
【概要】 企みが悩みになる意識の性質
4 光のしぼり 意識の性質
【分類】 意識
【概要】 二つの意識のメリットとデメリット
5 天才とは
【概要】 天才の性質を説明し、かつ、身体操法は天才でない人が学ぶための方法と説明
6 人間の進化の本当の意味
【分類】 進化
【概要】 企てたヒト 立ち止まって、動くのを止めて考えることを選んだ
7 身体操法で目標とする動作
【分類】 動作
【概要】 意識しなければいけないのに、意識すると難しくなるという矛盾
8 身体操法における動作要領
【分類】 動作
【概要】 具体的な動作要領
9 今の時代における身体操法の意義
【分類】 文化
【概要】 意識と行動を密着させる感覚を取り戻す手段としての身体操法
10 情報の整理
【分類】文化 
【概要】 普及しにくかった理由、時代を客観的に理解する
11 手作業の意味
【分類】 進化
【概要】 進化の流れから手作業の意味を解く
12 進化の反面
【分類】 進化
【概要】 ヒトの進化のデメリット
13 どうして健康になるのか
【分類】 健康
【概要】 身体操法と健康
14 究極のパズル
【分類】 パラダイム変換
【概要】 難しくて面白いパズルを例えにした説明
15 身体操法学習上の禁止事項
【分類】 練習容量
【概要】 具体的な練習方法に関して
16 AとBの性質の理解
【分類】 意識
【概要】  Bの性質の理解と活用法
17 師弟関係とは 身体操法の普遍性
【分類】 文化
【概要】 様々な分野での活用の可能性
18 パラダイム変換に関して
【分類】 パラダイム変換
【概要】 身体操法を通じて柔軟なパラダイム変換能力を身につける
19 姿勢と健康
【分類】 健康
【概要】 姿勢と健康



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