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八卦掌の歩法は登山のように

数年を経て溜飲が下がる思いです。

八卦掌を習いにいらしている方が気づいたことを教えてくださいました。
・階段を歩いている時は、自ずと八卦掌の歩法の要訣を守っている

短い期間でよくこのことに気づかれたと驚きました。
以前から他の武術を習われてきたので、感覚が鋭敏なのでしょう。


歩く時に自重が両足に掛かる時間を極力短くすることが、
八卦掌の歩法の要訣の一つです。その目的は自重の移動の慣性を
最大限に活かすために、足がブレーキをかけないこと。

何気ない所作ですが、人は日頃歩く時に意識していない動作なので
慣れるまでに時間が掛かります。

この所作をもっと具体的に説明した要訣が平起平落。
踏み出す足を踵からつま先へと二挙動に分けない。
親指の付け根辺りから直接着地するようにする。
抜き足も踵から上げてつま先を離すという二挙動に分けず、
足の裏全面が同時に地面から離れるように抜く。
興味のある方は試して見てください。難しいですよ。
スキーを経験されたことのある方は、スキー板を履きながら歩くイメージが近いです。
ただ、両足が同時に地面に着いている時間を極力短くします。
目的は重心移動の速さを身につけることです。

ちなみにこの歩法、お能の歩き方にそっくりです。

私も以前に階段や山の登り下りをしている時に、
同じことに気づき、これは大発見だとひとり小躍りをしたのですが、
“大発見だっ!”と大騒ぎしても、周りは誰も理解を示さず、
変人がまたおかしなことで騒いでいると思われるのが
関の山だろうと思い、胸に秘めていました。
まさか、何年か経ってこの話題で盛り上がることができるとは…
嬉しいっす。

部分的に筋肉の蛮力に頼らずに効く技を考えると、
自ずと自重の有効利用にたどり着きます。
階段で同じ高さに立つ人を投げたいならば、
両襟首をつかみ階段を一段飛び降りればいい。
あるいは、一段下にいる方に飛び降りながら拳突きを当てる。
(物騒なのでテストしないでくださいね)
自分の体重分の位置エネルギーが一挙に放出され相手に伝わります。
前者の場合、持ち上げて浮かせてから投げる流れの、
前段の動作と技術が省略されます。
後者の場合、わざわざ突く前に動作を溜めたり
振りかぶったりする必要がなくなります。
(日本古来の体術は、山や丘に囲まれた山里の生活の中から
編み出されたと指摘された小説家がいらしたと記憶していますが、
さもありなん、です。)

平地でも同じ理屈で技をかけられるように工夫した歩法が、
八卦掌の歩法だと理解しています。

この歩法が八卦掌のあらゆる技を生み出す基礎となります。


福岡八卦掌教室 指導員/大和晋(やまと しん)
HP http://baguazhang.web.fc2.com/index.html
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