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動きの質を変える ~その2~

全身を連動させる

(前段はこちら、
~その1~ 落下状態を維持する: http://dahejin.blog68.fc2.com/blog-entry-38.html

前回は自重を利用した下方への力の動画を載せました。
今回は上への動きです。



押さえつけられた腕を持ち上げるという
デモンストレーション。
まずは私が腕を押さえつけ、
相手方に腕が持ち上がるか試してもらいました。

画の通り、掌は逆手(上向き)、
はじめから肘に角度を持たせ、
力が入りやすいようにして頂きました。
私が左片腕で抑えました。
でもそう簡単には持ち上がりません。

そして、攻守交替。

難度が上がるよう条件を変えました。
掌を順手、
抑える位置もへその下へと低く、
そして、両腕で押さえてもらいました。
ご覧頂いたように、腕が持ち上がっています。

抑えてもらう力を利用して、
腰部を回転させることで、
上下半身をつないで全身を連動させて動く、
すると、押さえる側は跳ねる魚がつかみにくいように、
力の入れどころを失います。

ピストン

私の教える武術では、
上のピストン機構のように、
一点が動く時は、連動して全体が動けることを目指して、
動作を練習します。
ピストンだけでなく、自転車も、モーターも、
回転を利用する機械機構はいずれも、
一箇所を押さえると全体の動きが停止します。
逆に言えば、どの一点を押さえても、
全体の動きの力が即座に伝わります。
これを目指します。

興味のある方は、
誰かに腕を押さえてもらって、
この理屈どおりに出来るかどうか試してみてください。
ほとんどの方は、理屈はわかっても身体は
その理屈通りには動かないと思います。

手に刺激(この場合、力という情報の刺激)を受けると、
脳と意識が大きく反応しすぎ、手がより積極的に
動こうとしてしまいます。
それでは持ち上がりません。
手が完全に受動状態になっていると、
腰から起動することが可能となり、
また、相手方の脳と反射する筋肉は、
「手が動くはずなのに」と騙されて、
持ち上げられてしまいます。

手が少しでも意識により能動的に動くと、
相手の身体は騙されずに即座に反応して(押さえて)しまいます。

これは、中国武術で言う“聴勁(ちょうけい)”の訓練でもあります。
聴勁とは、「力を聴く」というような意味です。
相手の動きから伝わる力の大きさや方向などの質を感じ取ります。
感じた体の点で反応してはじき返すのではなく、
全身で連動するように反応し変化するところがミソです。

心を落ち着けて、
ゆっくりと難度も練習すると効果が上がります。

動きの質を変えるのに、
息が上がるようなつらい練習は不要です。

つづく

福岡八卦掌教室 指導員/大和晋(やまと しん)
HP http://baguazhang.web.fc2.com/
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