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無動力歩行支援機

~八卦掌の歩法の考察~



大きな引き算をして、
しかも動作が美しい。

日本で歩行について研究している方の
活動についてネット検索している時に、
この名古屋工業大学の佐野教授による
無動力歩行機械の動画を見つけた。

添付動画を参照いただければ分かるが、
動力を持たない骨格機械が、
坂道、あるいは、動く地面(ルームランナー)の
上に放ると、他に力を加えずとも勝手に
歩行運動を継続する。

「面白いなぁ」と思っていたら、
先日TBSの「夢の扉」で取り上げられていた。

http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20140817.html

・・・・・・・・

パワードスーツのようなものは、
昨今どんどん開発が進んでいるけれども、
動力を持っている=バッテリーやモーターなど
非常に重いものがくっついてくるということで、
利便性が低くなるという矛盾を抱えていた。

佐野教授の歩行支援機ならば、
装着感が格段によい様子がうかがえる。
シンプルで、効果的で、美しい。

しかし、私が面白いと感じたのは、
別の視点からだった。

・・・・・・・・

走為百練之祖
百練不如一走
走為高
走為上策

八卦掌の練習はとにかく歩くことだ。
※中国語の「走」は、「歩く」という意味

私は十数年ひたすら歩く訓練をしてきた。
そして、普段の歩行と八卦掌の歩行の違いを考える時に、
普段歩行の場合、人は巧みに振り子の原理を利用して、
極力筋力に頼らず、エネルギーを浪費せずに
歩いているとい結論に至っていた。

無動力歩行機の映像は、私からすれば、
まさに動力無し、つまり、筋肉なし・骨格のみで
歩行する例そのものであったのだ。

健常者であれば、物心着く前に歩き方を覚えるので、
歩くのを難しいと思っている人はいないが、
立って、二本足でスラスラ歩くということは、
相当高度なテクニックで、完成形へ習熟させるのには、
1歳前後で歩き始めてから更に数年を要していると考えれる。

歩くというと、後ろ足(の筋肉)で地面を蹴って
前進しているのではないかと
漠然と考えてしまいそうだが、
実際は身体を振り子状に用いて、
振り子が最高点に振れた時
(=体重が一番軽い状態の時)に
左右の棒立ちの棒(足)をタイミングよく
入れ替えている、のが実際だと思っている。

・・・・・・・・

八卦掌の歩法はといえば、
振り子状に身体を使用することを
徹底的に排除する。
それにより常に全身が落下するような状態を維持し、
その重さを、攻撃や防御の技術に転化させる。

しかし、普段の歩行は無意識でコントロールしているので、
中々それを意識して変えるのはややこしい、
ただそれだけのことだ。
情報を整理して、意識的に訓練すれば、
誰でもできるようになること。

全国で歩行研究をしている研究者も、
私を招聘すればどんどん研究が進むと思うんだけどな…

福岡八卦掌教室 指導員/大和晋(やまと しん)
HP http://baguazhang.web.fc2.com/
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