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從根動(根から動く) ~その1~

最近生徒さんたちに指導している言葉だ。
もちろん私自身、八卦掌の信老師から
何度も教えて頂いた言葉でもある。

・・・・・・・・
先日、ちょうど次のようなものをテレビで見かけた。

「家政婦のミタ」ですっかり有名になった
子役の本田望結(ほんだゆみ)ちゃんは、
列記としたフィギアスケート選手でもある。
その彼女が、番組で渡米して男子フィギアのトップ選手
パトリック・チャンからレッスンを受けるというもの。

滑走しながら腕を広げる動作について、
「背中から広げるように意識して表現すると、
大きく優雅に見える」とアドバイス。

わずかな違いのようでおろそかにできない。

・・・・・・・・

中国武術でも同様の指導を行うが、
それは見た目の問題ではなく、
技の効果が雲泥の差で違ってくるので、
そう指導している。

樹の枝も然り、
末梢は細く、
幹と繋がる根の部分へ向けて太くなる。
腕や脚も体幹に近い関節から動かせば、
連動する部位の総質量は相当に大きくなる。
いわれてみれば、実にシンプルな理屈だ。

ただ、以前に薪割りのくだりで書いたように、
( http://dahejin.blog68.fc2.com/blog-entry-28.html )
ヒトは(おそらく)脳の発達の過程上、
腕の末端にある手が
脳への情報収集のため過敏に反応する癖があるので、
肩から腕を動かすことが少々難しく感じられるだけだ。

相応の練習をすれば、
誰でも、根から動かすということを
自然な動きに落とし込むことができるようになる。

・・・・・・・・
パソコンのタイピング、
車の運転、
テレビゲーム etc.

ふと考えてみると、
日常生活では小手先の動作が多く、
根節から体を動かすという習慣が少ないようだ。
とても残念なことだ。
※中国武術では、末端から根に向けて、
梢節→中節→根節と三つの部位に分けて説明する

少し前までは、日本でも農作業や手工業などを通じて
体を長時間ラクに動かすコツなどとして、
多くの人が身近に修得していたことだろうと思う。

体を使いながら、また時間をかけて、
口だけでは簡単に言い表せないようなことを
他の人から学び取るという行為そのものが、
多くの価値を含む文化であろうと考える。

福岡八卦掌教室 指導員/大和晋(やまと しん)
HP http://baguazhang.web.fc2.com/
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